音声表現・練習方法
ナレーションの「間」の取り方|プロの朗読から学ぶ練習法
文章を声に出すと、句読点ごとに同じ長さで区切りたくなることがあります。でも、聴き手に伝わる「間」は、記号の位置だけで決まりません。文章の意味や、次に届けたい言葉との関係を考えることが手がかりになります。
間は、意味のまとまりを助ける
一文が長いときは、息を継ぐ場所だけでなく、内容が切り替わるところを探します。説明が続く部分と結論の前、話題が変わる箇所など、聴き手が理解を整える時間が必要な場所を原稿に印します。
強調する言葉の前後を試す
大切な言葉の直前に短い間を置くと、次の言葉に注意を向けてもらいやすくなります。伝えた後に少し余韻を残す方法もあります。長く空ければよいわけではないので、読みの流れを崩さない範囲で試します。
録音で二つの読みを比べる
- 短い原稿を選び、意味の区切りと伝えたい言葉に印を付ける。
- まず普段どおりに読み、音声を最後まで聴く。
- 間を一か所だけ変えて録り直し、聞き取りやすさと自然さを比べる。
- どちらを選ぶか、理由を一行メモする。
比較するときは、録音の音量や距離など、ほかの条件をなるべくそろえます。言葉の切れ目が不自然でないか、聴き手が意味を追えるかを確認しましょう。
プロの朗読を聴いて学ぶ
朗読音声を聴くときは、句読点だけでなく、声が少し待つ場所や、言葉を立てる前後にも耳を向けます。声色をそのまま真似る必要はありません。自分の練習原稿で試せる要素を一つ見つけます。
一つずつ試して、自分の読みを作る
間の長さに唯一の正解があるわけではありません。文章の目的や聴き手に合わせて、録音と振り返りを繰り返します。
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宅録ナレーター実践室|朝日 タクト