◉宅録ナレーター実践室BY 朝日 タクト
FIELD GUIDE

AIと原稿準備

AIを補助者として使う。note記事に蓄積された考え方を、テーマ別の入口として再編集しました。

AIの役割を先に限定する

AIは固有名詞・数字・略語の洗い出しや確認リスト作成を補助します。読みを確定する根拠そのものにはせず、公式資料・発注者資料などで照合します。

原稿は勝手に書き換えない

読み補足では、元の文章・数字・表記を保持し、読み仮名と確認事項を分離することが基本です。原稿そのものの改稿は別の指示がある場合に行います。

AI学習用音声の案件は契約を確認

音声の利用目的、AIモデル学習の可否、利用期間、第三者提供、再利用、対価、取り消し条件について契約前に確認します。

AIに依頼する前に決めること

  • 原稿本文は一字一句変更しないか、校正まで許可するかを明示します。
  • 確認が必要な範囲を「人名・地名・作品名・企業名・数値・略語」などに分けます。
  • 公開前の原稿や守秘義務のある資料を外部AIに入力してよいか、依頼条件を確認します。

読み補足の基本手順

  • まず難読語候補と未確認語を抽出します。
  • 発注者の読み指定・公式サイト・一次資料で候補を照合します。
  • 確定できた読みと未確認の推測を区別します。
  • 原文を保存したまま、読みを付した版を別ファイルで管理します。

収録前の30分の使い方(工程例)

  • 原稿・指示書を読み、差分と読み不明語を洗い出す。
  • 候補語を一次資料で確認し、必要なら発注者へ質問する。
  • 段落の切れ目と息継ぎの位置を確認する。
  • 短い試し録りで固有名詞と音質を確認する。

AI音声関連案件を受けるとき

  • 利用目的・学習データへの取り込み・再配布・第三者提供を契約で確認します。
  • 声の再現や合成の可否、利用終了時の扱い、対価条件を確認します。
  • 不明な点は契約前に書面で確認し、曖昧なまま音声素材を渡さないようにします。

次に取り組むこと

まずは自分の現状と照らし、改善が必要な項目を一つ決めて実行してください。関連するnote記事では背景や実務経験を詳しく紹介しています。

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